極細マグネットワイヤの拡散接合、プリント基板への溶接など、 スパークの原因にもなる電圧の急激な上昇を瞬時に感知し、 |
■ お客様の扱うワークのサイズは、年々微小化の一途をたどっています。
UB29は、まさにミクロンサイズのワーク溶接向けに開発されました。
電子部品、医療機器の関連部品等、多数の業界にて使用されております。
■ 定電流、定電圧、定電力と用途に合わせて選択できる3つのフィードバックモード。
用途例は以下になります。
・定電流モード
板同士の溶接
・定電圧モード
棒状のワークや接合面積が大きく変化するワークの溶接
・定電力モード
メッキや酸化膜などをAPC機能で破壊する必要があるワークの溶接
上記の抵抗溶接例はもちろん、熱圧接用としてもご利用可能です。
UB29はMOS-FETトランジスタを搭載しており、高速フィードバックで非常に正確に、
かつ安定した電流を供給することができます。
一般的なインバータ式溶接電源(2kHz)のモニター速度は0.5秒。
それに対しUB29は、何と0.01秒という50倍もの速さで通電を供給、実測、判定、修正を行います。
さらにUB29は、溶接電流の立ち上がりが非常に速く、通電時間も短く設定できる為、
薄膜や極細線などのミクロンサイズの溶接にはもってこいの溶接電源です。
ハロゲンランプ フィラメントの溶接 | セルとリボンのシリーズ溶接 | 電子機器部品の溶接 |
■ ウェルド・プリチェック機能は、ワークや治具の位置がズレていたり、異物が混入している場合、溶接を自動的に中止します。生産ラインにてUB29を搭載すれば、不良品の減少にもなります。
■ ウェルドストップ機能で、NG品発生を最小限に。
■ アクティブパートコンディショナー(APC)機能は、通電しにくいワークに使用します。
「通電しにくいワーク」とは、例として、表面の不純物(酸化被膜やメッキ加工したもの)を指します。
この不純物が、スパークの原因の一つです。
本機能の作業工程は2段階。
最初(第1パルス)に、低めの電力で表面の不純物を取り払い、次の第2パルスにて溶接を行います。
溶接前に不純物を取り払うので、スパークの心配はご無用です。
■ RS232/485の通信可能でI/Oポートも充実。遠隔操作も簡単です。
■ 直流電流5A〜500Aで、微細ワークに対応。
■ 設定値と実測値をグラフィカルに表示。
入 力 | 単相88-264VAC 50/60Hz |
出力電圧 | 0.01-9.9V |
出力電流 | 5-500A |
出力電力 | 50W-4.99kW |
溶接時間 | 0ms〜99.9ms |
シーケンス制御 | スクィーズ、アップスロープ1、溶接1、ダウンスロープ1、クール、アップスロープ2、溶接2、ダウンスロープ2、ホールド |
条件メモリ | 最大100条件、プロテクション機能付き |
通信ポート | RS-232 / RS-485 |
寸法 | 381d x 213W x 305h |
重量 | 約22kg |
測定対象 | 各パルスの抵抗、電流、電圧、電力値 |
グラフ表示 | バックライト付きLCDにて設定値と実際の測定値、リミット等を表示 |
測定値の表示法 | ピーク値/平均値 |
アラーム機能 | 表示、吹鳴、5リレー制御(AC/DC) |
リミット設定 | 電流、電圧、電力がリミットを超えると、通電を停止 |
ウェルドプリチェック | 第1パルス(テストパルス)がリミットを超えた段階で、第2パルスの通電を制限 |