インバータ式と比べて、電流の立ち上がりが圧倒的に早いので、 溶接中に発生しがちなスパークを、ウェルドストップ機能が防止。 |
0.01秒毎の通電を供給するだけでなく、実測、判定、修正をも
可能にするのは、DC29搭載のMOS-FETトランジスタ。
一般的なインバータ式溶接電源(2kHz)のモニター速度、0.5秒と比較しますと、
DC29は50倍もの速さで通電を制御。正確かつ安定に電圧、電流、電力を供給します。
溶接時、実際に出力される電流(A)、電圧(V)、電力(W)の値を、
内臓された溶接モニターがチェック。このモニタリング機能は、
万が一、溶接工程で問題が生じた場合、発生箇所を特定・確認し、
条件を再設定するので、安定した仕上がりと品質向上に役立ちます。
バッテリーとタブの溶接 | リレーの溶接 | ウェルドストップ機能で電極やワークの破損を防止 |
■ ウェルドストップ機能
溶接時に流れる電流または電圧が、過度もしくは過少にならないよう、
あらかじめ上限・下限の値を設定します。(=上下限リミット値)
作業中に、それらの値を超えた場合、溶接作業は即座にストップされます。
上・下限値を超えたか否かを判断するスピードは、0.01秒という最速フィードバック。
この速さによって、ワークや電極への負荷を極力減らします。
■ APC(アクティブパートコンデショナー)機能
表面に酸化被膜やメッキなどが施されているワークに使用。
第1パルスで、低電力で被膜やメッキを除去し、第2パルスにて溶接します。
■ アラーム機能
アラームと画面上に表示されるエラーメッセージが、
設定値や溶接工程に何かしらの問題が発生した旨お知らせします。
■ PCでのデータ管理が可能 (RS-232、RS-485)
■ 最大100まで溶接条件の保存が可能
入 力 | 単相88-264V 50/60Hz |
出力電圧 | 0.1V〜9.9V |
出力電流 | 200A〜4,000A |
出力電力 | 0.1kW〜25kW |
溶接時間 | 1.0ms〜99.9ms |
シーケンス制御 | スクィーズ、アップスロープ1、溶接1、ダウンスロープ1、クール、アップスロープ2、溶接2、ダウンスロープ2、ホールド |
条件メモリ | 最大100条件、プロテクション機能付き |
通信ポート | RS-232 / RS-485 |
寸法 | D 381mm x W 213mm x H 350mm |
重量 | 約22kg |
測定対象 | 各パルスの抵抗、電流、電圧、電力値 |
グラフ表示 | バックライト付きLCDにて設定値と実際の測定値、リミット等を表示 |
測定値の表示法 | ピーク値/平均値 |
アラーム機能 | 表示、吹鳴、5リレー制御(AC/DC) |
リミット設定 | 電流、電圧、電力がリミットを超えると、通電を停止 |
ウェルドプリチェック | 第1パルス(テストパルス)がリミットを超えた段階で、第2パルスの通電を制限 |