バッテリーとタブ材の溶接に最適 ADPシリーズは、125ADP、300ADP、1000ADPと、3 機種をご用意。 |
ADPシリーズが搭載するデュアルパルス機能とは、1回の溶接で電流を2パルス流す機能。
パルス幅を変更できますので、メッキ加工など、いわゆる「溶接しにくいパーツ」にも柔軟に対応します。
極性の切り換えも自動で行えますので、ペルチェ効果対策にも一役買い、バッテリーの溶接では特に力を発揮します。
見やすいディスプレイで、キー操作も簡単。
溶接モニター内蔵によって、実際に出力されている電流値を、溶接毎にチェックできます。
電流値をモニタリングする事で、万が一問題が生じた場合、発生箇所を確認、条件を再設定し、さらなる品質向上に役立てます。
本電源は、マニュアル式ヘッドとエア駆動式ヘッドのどちらでも組合せが可能。もちろん、自動機搭載にも対応しています。
数値表示例 | 端子と端子のスポット溶接 | バッテリーとタブのシリーズ溶接 |
■ デュアルパルス機能とは、1回の溶接を行う際に、2つのパルスの電流を流し、ワークを高品質に仕上げる機能。
第1パルスでメッキ部や汚れの除去を行い、ワーク表面を電極にとって最適な状態にリフォーム。
第2パルスで、ベースメタルを本溶接します。
■ 自動極性切替機能とは、発熱側(+)と吸熱側(-)の両電極に対し、
バランスよく電流を流すためのもの。シリーズ溶接では避けられない【 ペルチェ効果現象 】(※下記参照)
を防止し、両ナゲット、つまり、溶接後の溶融部分を均一なサイズかつ強度に仕上げます。
さらには、片側の電極にのみかかる負担を解消させる事により、電極の長持ちにも効果的。
電極のメンテナンスにかかる手間も減りますので、ユーザーにとってもメリットの多い機能です。
※【 ペルチェ効果現象 】
電流が均一に流れないため、発熱側と比べると吸熱側のナゲットが小さくなる現象。
これにより、左右の溶接強度にばらつきが生じる。
■ パルス・セレクト機能では、Long、Medium、Short、Very Shortと、4つのパルス幅を選択できます。
ワークの材質やサイズに合わせて、適切な設定が可能です。
■ アップスロープ機能は、重なりにくいワーク同士の溶接や、溶接しづらい形状のワークを溶接する際、スパークを防止させます。
■ チェインスケジュール機能は、複数の溶接スケジュールを繋げ、連続して溶接できます。
型 式 | 125ADP | 300ADP | 1000ADP |
入力電圧 | 115-230VAC, 50-60Hz 単相 | ||
出力範囲( Ws ) | 1〜125Ws | 3〜300Ws | 10〜999Ws |
エアヘッド・ドライバー出力 | 24VDC または AC-0.5A MAX | ||
溶接スケジュール数 | 63条件 | ||
スクイーズ・タイム | 0〜2.999sec | ||
ホールドタイム | 0〜2.999sec | ||
リモートスケジュール選択 | 有り | ||
極性選択 | + / - / 交流 | ||
エンドサイクル・ブザー | 有り | ||
出力リレー | 溶接開始、溶接終了、カウンターリミット、アラームリミット外 | ||
言 語 | 英語、スペイン語、ドイツ語 |
125ADP | 300ADP | 1000ADP | |
寸 法 | H293mm x W252mm x D350mm | H293mm x W252mm x D350mm | H293mm x W252mm x D350mm |
重 量 | 17kg | 30kg | 13kg ※ |
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