ハーメチックキャンシール専用溶接ヘッドTOパッケージ(キャップとステム)の接合において、良否を判定するのは気密性です。 キャップとステムの接合部分にわずかでも隙間があると、水分や不純物等などが 入り込んでしまいNG品となってしまいます。 その原因の1つとして、接合面に対して電極が平行に加圧されていないため、 正確に電流が流れていない事が多く、この現象は、一般的なオフセット型ヘッドで 良く見られます。 オフセット型は上下電極がヘッド本体の外側に出ているので、高い加圧力をかけると 上下電極がわずかにたわみ、偏芯(下記1参照)してしまうので、平行度が必要な TOパッケージの接合には向いておりません。 弊社のハーメチックキャンシール専用溶接ヘッドは、ヘッド内側のエアシリンダーの下に 上下電極を設けており、シリンダーの真上から加圧をかける事が可能。 これにより、偏芯することなく平行にキャップ、ステムの接合面を均一に 加圧・通電する事ができますので、上述のような心配はありません。 キャップやステムにプロジェクション(多点の突起)を施してあれば、 突起に熱が集中しやすくなって接合面の強度もさらに上がり 気密も確かなものになります。 このハーメチックキャンシール専用溶接ヘッドの詳細は、 次のWhat`s Newで御紹介します。 1、偏芯・・・・・中心位置からずれること |
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