溶接の生産ラインを、手作業から全自動機・半自動機に切替えて
生産数をアップしたい、人的なミスを無くし品質をアップしたい、
というお問い合わせを多く頂きます。
自動化する場合どのように品質を管理していくか、非常に重要かと思います。
通常、溶接の自動機では、NG品を排除する方法として
電流値の上下リミット良否判定機能を採用し、
リミットから外れた場合エラーメッセージが出る、という仕様がほとんどです。
弊社の自動機は、電流値はもちろん、
・溶接時間
・加圧力値
・変位
・画像判定
などのリミットも設定できる仕様で、特に変位設定は品質管理に非常に便利です。
変位とは、溶融した合金層の沈み込み量のことです。
2つのワークを加圧・通電するとワーク間にジュール熱が発生、接合部が溶け、
その沈み込む量をミクロン単位で溶接毎に計測し、判定します。
その変位量が少ないと溶接強度が弱い(溶け不十分)、
または多すぎると強すぎる(溶けすぎ)、と判断ができるのです。
最適な変位設定値の上下リミットから外れた場合、エラーメッセージが表示され、
そのワークはNG品として判定されます。
変位だけでなくその他のリミット項目も幅広く設定する事ができるのが
弊社自動溶接機のメリット。
全て数値で品質を管理するので、自動車部品、半導体部品・電子部品、
医療機器関連などの様々な業界で使用されています。
全自動機または半自動機への切り替えをお考えの方、または増設をお考えの方、
お気軽にお問い合わせください。