今回は、高電流・高加圧を必要とする太線・本数の多い線のヒュージングを
ターゲットにしたシステムをご紹介します。
主な用途は、
複数の被膜線で形成されているリッツ線と圧着端子(14sq~38sq程度)の
ヒュージングです。
高い圧力をかけながら高出力で線と端子を加熱することで、
線を覆っている絶縁被膜を溶かし、芯線と端子を溶着させます。
それ以外にも、銅線のばらけを防ぎ複数線を固めるためコンパクティング加工でも
採用されており、多くのユーザー様にご使用頂いております。
主なシステム構成は以下の通り。
・ヒュージング用電源 電流値MAX 25000Aで高加熱が可能
・高加圧ヘッド 加圧力 10000N(約1tまたはそれ以上)まで設定可
・水冷装置 ヒュージングで高温になった電極部やトランスを冷却
・ヒュームコレクター ヒュージング後の溶けた被覆の塵を吸引
その他、ご希望の治具などの仕様がありましたら対応いたします。
品質面に関しても
電流値、時間、加圧力、変位量(線のつぶれ量)などすべての数値を
毎回計測しますので、最良条件に設定、管理する事でNG品を
排除できることもメリットの1つです。
現状のやり方でうまくいかない方、さらなる品質向上をお考えの方、
是非ご検討ください。