溶接の生産ラインを、手作業から全自動機・半自動機に切替えて
生産数をアップしたい、人的なミスを無くし品質をアップしたい、
というお問い合わせを多く頂きます。
自動化する場合どのように品質を管理していくか、非常に重要かと思います。
通常、溶接の自動機では、NG品を排除する方法として
電流値の上下リミット良否判定機能を採用し、
リミットから外れた場合エラーメッセージが出る、という仕様がほとんどです。
弊社の自動機は、電流値はもちろん、
・溶接時間
・加圧力値
・変位
・画像判定
などのリミットも設定できる仕様で、特に変位設定は品質管理に非常に便利です。
変位とは、溶融した合金層の沈み込み量のことです。
2つのワークを加圧・通電するとワーク間にジュール熱が発生、接合部が溶け、
その沈み込む量をミクロン単位で溶接毎に計測し、判定します。
その変位量が少ないと溶接強度が弱い(溶け不十分)、
または多すぎると強すぎる(溶けすぎ)、と判断ができるのです。
最適な変位設定値の上下リミットから外れた場合、エラーメッセージが表示され、
そのワークはNG品として判定されます。
変位だけでなくその他のリミット項目も幅広く設定する事ができるのが
弊社自動溶接機のメリット。
全て数値で品質を管理するので、自動車部品、半導体部品・電子部品、
医療機器関連などの様々な業界で使用されています。
全自動機または半自動機への切り替えをお考えの方、または増設をお考えの方、
お気軽にお問い合わせください。
今回は、高電流・高加圧を必要とする太線・本数の多い線のヒュージングを
ターゲットにしたシステムをご紹介します。
主な用途は、
複数の被膜線で形成されているリッツ線と圧着端子(14sq~38sq程度)の
ヒュージングです。
高い圧力をかけながら高出力で線と端子を加熱することで、
線を覆っている絶縁被膜を溶かし、芯線と端子を溶着させます。
それ以外にも、銅線のばらけを防ぎ複数線を固めるためコンパクティング加工でも
採用されており、多くのユーザー様にご使用頂いております。
主なシステム構成は以下の通り。
・ヒュージング用電源 電流値MAX 25000Aで高加熱が可能
・高加圧ヘッド 加圧力 10000N(約1tまたはそれ以上)まで設定可
・水冷装置 ヒュージングで高温になった電極部やトランスを冷却
・ヒュームコレクター ヒュージング後の溶けた被覆の塵を吸引
その他、ご希望の治具などの仕様がありましたら対応いたします。
品質面に関しても
電流値、時間、加圧力、変位量(線のつぶれ量)などすべての数値を
毎回計測しますので、最良条件に設定、管理する事でNG品を
排除できることもメリットの1つです。
現状のやり方でうまくいかない方、さらなる品質向上をお考えの方、
是非ご検討ください。
マグネットワイヤには、電気を通さない絶縁被覆が施されています。
被覆の種類はポリウレタン、ポリエステルイミド、ポリアミドイミドなど多数あり、
通常の抵抗溶接ではそのままでは接合できません。
事前に溶剤やバーナーなどで被覆を除去する必要がありますが、
非常に手間と時間がかかり、マグネットワイヤ複数本で撚り合わせて構成されている
リッツ線になると、さらに面倒になります。
弊社がおススメするヒュージング方式でしたらそれらの作業は一切不要、
1つの工程で被覆除去と接合が可能になります。
ヒュージングとは「(熱で)溶かす、結合する」という意味で、
工法は、マグネットワイヤを挟んだ端子に加圧をかけ通電させ、
マグネットワイヤの被覆が熱で剥離すると同時に芯線と端子を接合させる、
というものです。
面倒な被覆除去作業もなく、短時間で高品質に仕上がりますので、
弊社のヒュージング装置をご使用のお客様よりご好評をいただいております。
弊社デモルームに実機がございますので、ご興味のある方は是非御来社ください。
不具合が発生しておりました弊社サイト内【 お問い合わせフォーム 】は、
お陰様で無事復旧いたしました。
同フォーム利用不可の間に弊社へアクセスいただきました皆様方へ、
ご不便・ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
今後とも株式会社ハイマックスをどうぞよろしくお願いいたします。
現在、本サイト上の【 お問い合わせフォーム 】より
メールを送信できない状況にあり、復旧すべく対応中です。
ご質問やお問い合わせをご希望の方は、大変お手数ですが、
下記メールアドレスに送信下さいますようお願い申し上げます。
2833himax@gmail.com
もしご都合がよろしければ、TELまたはFAXでも
対応させていただいております。
TEL: (03)5701-2833
FAX: (03)5701-2831
ご不便をおかけして大変申し訳ございません。